『墓じまい』に関すること

先週に続き、お墓に関することを整理したいと思います。

朝日新聞 Reライフ
少し前の記事を参考とさせていただきました。(2020.12.25)

『墓じまい』とは、現在のお墓を解体・撤去して更地にし、その使用権を墓地の管理者に返還すること
となっています。

上記リンクの記事から参考・引用をさせていただいております。

お墓の中を確認して遺骨を取り出し、遺骨が納骨されていた場所を更地に戻し、お墓をただの石に戻す
供養などの工程があります。
なお、お墓に納まっていた遺骨は、ほかの墓地などに移す(改葬)ことになります。

【墓じまいの理由:本当に実施する必要があるか考える】
「墓じまい」を考える理由には「身寄りがない」「お墓を継承する人がいない」「お墓の管理が大変」「お墓が遠方でお墓参りが難しい」
ということがあるようです。

身寄りがなくお墓を継承する人がいないという場合は仕方がないかもしれません。墓じまいをしてしまうと元に戻すことは難しいため、
家族がいる方は墓じまいをして後悔しないかどうか、一度、立ち止まって考えてみましょう。また、お墓参りをする兄弟や親族がいる場合も同様です。
管理やお墓参りに関しては代行サービスなどもありますので、そういったものを利用することも検討してみてはいかがでしょうか。

また、墓じまいには次のような懸念点もあります。

親族間やお寺とのトラブル

考え方は人それぞれで、先祖からのお墓があることを大切に思う人もいれば、そう思わない人もいらっしゃるかもしれません。
そのため、墓じまいを独断で進めてしまうと、反対の意見を持つ親族やお寺との間にトラブルが生じる場合があります。
実際、このようなケースが多くあり、なかには裁判にまでなってしまった事例もあります。

墓じまいは、自分一人で簡単に選択するのではなく、関係者としっかりと相談しながら進めてください。

一時的に費用がかかる

お墓から遺骨を取り出す作業やお墓を更地に戻すためには、一時的にまとまったお金が必要です。
金額は、お墓の大きさや立地、地域により大きく異なります。
※何にお金がかかるのかについては「墓じまいにかかる費用」で説明します。
(※本文のまま。こちらの記事では抜粋していません。)

先祖や故人をしのび、敬う気持ちを大切にし、その想(おも)いの対象ともなるお墓を本当に処分してもよいのか、後悔はないか、いま一度考えてみましょう。

先祖代々と受け継がれて来たお墓だけの話ではありません。
墓じまい、改葬などをご検討される場合は、きちんと周囲の関係者にご相談されることが重要です。
計画的に進めて行く必要があるかと考えます。
先送りに良い事はあまり無いかと思うのです。

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記事作成者


特定行政書士・海事代理士
米川 政志
千葉県行政書士会葛南支部
船橋市幹事

定期的に船橋商工会議所にて、遺言書作成や相続に関する無料講座を開催しています。

《所有資格》
・遺品整理士
・認定空き家再生診断士

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