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「音楽教室、著作権料で合意 JASRAC」という記事に思うこと

1. はじめに
今回は、2025年03月01日(時点) 共同通信社より
「音楽教室、著作権料で合意 JASRAC」という記事がありました。
著作権に関して、少し整理をしてみたいと思います。
2. 「日本音楽著作権協会(JASRAC)」とは
「日本音楽著作権協会(JASRAC)は、日本の音楽著作権を管理する団体で、1939年に設立されました。
作詞家、作曲家、音楽出版社などの著作権者から権利を預かり、楽曲の使用許可や使用料の徴収、分配を行っています。
音楽の演奏、放送、配信、カラオケ、CD・DVDの販売、動画投稿サイトなど、多岐にわたる場面で著作権料を徴収しています。
著作権の適正な利用を促進する一方で、徴収方針をめぐり議論を呼ぶこともあります。
収益の大部分は著作権者に分配され、音楽文化の発展にも貢献しています。
3. 「著作権」とは
著作権とは、創作した人が自分の作品を守るための権利で、音楽、文学、映画、美術などの創作物に対して与えられます。
著作権を持つ人は、作品をコピーしたり、公に発表したり、販売したりする権利を持ち、無断で使用されることを防ぐことができるようになります。
著作権は創作と同時に自動的に発生し、特許のように申請する必要はありません。
但し、第三者への対抗をするためには、登録をしなければ出来ません。
一般的に、著作権は作者の死後70年間保護され、その後は誰でも自由に利用できるようになります。
著作権を守ることで、創作活動が促進され、文化の発展につながるとしています。
4. 「音楽教室、著作権料で合意 JASRAC」について
本題ですが、日本音楽著作権協会(JASRAC)と音楽教室の運営事業者で構成する「音楽教育を守る会」は、レッスンに
関わる著作権使用料について合意し、年間包括契約を結んだ事業者は大人の生徒1人につき年間750円、中学生以下は100円を支払うことになったようです。
2017年にJASRACが徴収方針を表明し、教室側はこれに反対して提訴したが、2022年の最高裁判決で教師の演奏は徴収可能、生徒の演奏は不可と判断され、
その後両者で協議が進められていたようです。
JASRACの伊沢理事長は方針を引き下げた理由を「子どもが多様な音楽に接する機会を確保するため」と説明し、「守る会」の大池会長は合意に安堵していると述べたとありました。
5. この記事で思うこと
今回の記事以外にも、近年の著作権分野において、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、著作権制度の適応が求められています。
2023年5月には、「著作権法の一部を改正する法律」が成立しています。
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新たな裁定制度の創設
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立法・行政における公衆送信等の権利制限の見直し
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損害賠償額の算定方法の見直し
さらに、生成AIの普及に伴い、著作権侵害の検出や防止策に関する研究が進められているようです。
また、文化庁は個人クリエイターやコンテンツ企業向けに、著作権侵害の相談窓口を設置し、支援策を強化に動いてます。
これらの動きは、デジタル時代における著作権の適切な保護と利用のバランスを図るための重要な取り組みと言えるでしょう。
6. 最後に
今回の記事は、※chatGPT(有償版)を用いております。
内容については、確認をしておりますが、不適切な表現がありましたら、ご容赦の程をお願いいたします。
ご指摘いただいた点は、検討を図って参ります。
お悩みのある方は、まず、弊所においてもご相談を受け付けております。(フォームからの一次返信までは無料です。)
お話を伺い、アドバイスをすることは承っております。
少し前になりますが、「著作権相談員」として登録をさせていただいています。
※日本行政書士会連合会より
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