『お盆で実家に帰ったら要チェック』相続前に確認しておきたい5つのこと

はじめに

お盆で実家に帰省すると、久しぶりにご両親とゆっくり過ごす時間が取れる方も多いのではないでしょうか。

実は、この帰省のタイミングこそ、将来の相続に備えて確認しておきたいことを自然に話せる貴重な機会です。

今回は、ご両親が元気なうちに確認しておきたい5つのポイントを、行政書士の視点からわかりやすくご紹介します。

※この記事を作成するにあたり、Claude有償版、Gemini有償版を使用しています。

※2026年8月15日現在となります。


1.通帳・印鑑・キャッシュカードの保管場所

まず確認しておきたいのが、ご両親名義の通帳や印鑑、キャッシュカードがどこに保管されているかです。

相続が発生すると、金融機関での手続きのために通帳や印鑑が必要になりますが、いざという時に「どこにあるかわからない」というご相談は非常に多くあります。

また、複数の銀行に口座をお持ちの場合は、すべての金融機関名をメモしておくと安心です。

この機会に「使っていない口座はまとめておこうか」と話すきっかけにもなります。

難しい話ではなく、「もしもの時に困らないように」という優しい聞き方を心がけると、ご両親も答えやすくなります。


2.不動産の権利証(登記識別情報)の有無

ご実家や土地などの不動産をお持ちの場合、「権利証」または「登記識別情報通知」と呼ばれる書類の有無を確認しておきましょう。

これは、その不動産の所有者であることを証明する大切な書類で、将来の相続登記(不動産の名義を相続人に変更する手続き)の際に必要になります。

紛失していても再発行はできませんが、代わりの手続き方法がありますので、心配しすぎず「あるかどうか」だけでも確認しておくと後の手続きがスムーズになります。

あわせて、実家以外にも土地や畑をお持ちでないか聞いておくと安心です。


3.生命保険・年金・保険証券の内容

生命保険に加入しているかどうか、加入していればどの保険会社の、どのような内容の保険なのかも確認しておきたい項目です。

保険金は「受取人」に指定された方が受け取るものですが、受取人が誰になっているか、契約者本人も忘れてしまっているケースが少なくありません。

保険証券(契約内容が書かれた書類)が見当たらない場合は、保険会社のコールセンターに問い合わせることで確認できます。

また、年金の種類や振込先の口座についても、この機会にあわせて把握しておくとよいでしょう。


4.借入金・保証人になっていないかの確認

あまり聞きにくい話題ではありますが、住宅ローンなどの借入金が残っていないか、また誰かの保証人になっていないかも、確認しておきたい大切なポイントです。

相続では、預貯金などのプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も相続人が引き継ぐことになります。

知らずに相続してしまうと、後から思わぬ負担が発生することもあります。

聞きにくい場合は「万が一のときに家族が困らないように」という前置きをすると、ご両親も心を開いて話しやすくなります。


5.遺言書の有無と、ご本人の意向

最後に、遺言書(ご自身の財産を誰にどう残すかを書き記した書類)を作成しているかどうかを確認しましょう。

すでに作成されている場合は保管場所を、まだの場合はご本人の意向を軽く聞いておくだけでも十分です。

「争続(そうぞく)」という言葉があるように、相続は思わぬところでご家族の関係にひびが入ってしまうこともあります。

お盆でご家族が揃うタイミングは、こうした話を穏やかに切り出せる貴重な機会です。

無理に結論を出そうとせず、「一緒に考えていこうね」という姿勢で話を始めてみてください。


最期に

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記事作成者


特定行政書士・海事代理士
米川 政志
千葉県行政書士会葛南支部
船橋市幹事

定期的に船橋商工会議所にて、遺言書作成や相続に関する無料講座を開催しています。

《所有資格》
・遺品整理士
・認定空き家再生診断士

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